【作品レビュー】ぼっち・ざ・ろっく!(前編)

 ある日、私はテレビドラマを見ている7歳の娘にこう言った。

 「娘よ、是非ともこの作品だけは見てくれたまえ」

 その作品とは、言うまでもない。

 ぼっち・ざ・ろっく!だ。

 娘は、軽蔑の眼差しで私を見た。

 そして、すぐにどこの馬の骨とも分からないイケメン俳優が映るテレビ画面に視線を戻した。

 私は気分を切り替え、すかさず、レゴブロックで遊ぶ5歳の息子と肩を組む。

 「息子よ、ぼっち・ざ・ろっく!見ようぜ」

 息子は、まるでこの世に父など存在していないかのように、巨大タワーを作るのに夢中だった。

 まったく、どいつもこいつも。

 誰とも共有できないこの思いをどうすべきだろうか。。

 そうだ

 ブログを書こう。

 ということで、今回はぼっち・ざ・ろっく!についての記述です。

 よろしくお願いします。

あらすじ

 この物語の主人公は、陰キャな女の子のぼっちちゃん(本名:後藤ひとり)。

 中学時代、友達が一人もいなかったぼっちちゃんでしたが、高校に入り、ひょんなことから「結束バンド」のメンバーと出会い、一緒にバンド活動を始めますが、

 コミュ力が無い故に、みんなが普通にできていることができなかったり、自己肯定感が低すぎるが故に周囲を勘違いさせてしまったり、様々な壁にぶち当たります。

 「ぼっち・ざ・ろっく!」は、ぼっちちゃんがそんな困難を一つ一つ乗り越えて、成長していく姿を喜劇的に描いた、青春音楽ストーリーです。

結局どっちがサイコーなの?

 まずこの作品を語るにあたって避けて通れないのは、あの作品との比較です。

 そうです。

 「けいおん!」です。

 「けいおん!」は2009年に第1期、2010年に第2期が放送された、言わずと知れた大人気ゆるふわ日常系アニメです。

 「ぼっち・ざ・ろっく」が放送されてから「結局どっちの作品がサイコーなの?」という議論が繰り返されていますが、ますは二つの作品の登場人物を比較しながら、私なりの見解を述べていきたいと思います。

【比較:ギターボーカル部門】

喜多郁代(ぼっち・ざ・ろっく!)VS 平沢 唯(けいおん!)

 この二人については、まったくキャラが違いますが、一つ言えるのは、二人とも魅力的過ぎるということです。

 やはり、バンドのセンターに立つ人間というのは、人を惹きつける才能を持ち合わせているなと、つくづく感じました。

 喜多ちゃんこと喜多郁代ちゃんは、ぼっちちゃんと同じ高校の同級生という立ち位置ですが、友達のいないぼっちちゃんとは違って、容姿端麗な上、気遣いができて優しい性格のため、学校内では圧倒的な人気を獲得しています。

 結束バンドの山田リョウちゃんに憧れすぎて、ストーリー序盤で「自分はギターが弾ける」という嘘をついてしまう一面もありましたが、そんな部分もひっくるめて、メンバーの中で一番人間味があって、可愛い女の子です。

 対して「けいおん!」の主人公、平沢唯ちゃんは、天然で、おっとりしていて、ちょっとおバカで、おっちょこちょいだけど、結局皆から愛されちゃうという典型的な主人公タイプの主人公です。

 絶対音感がある等、意外な才能を覗かせるシーンもありましたが、基本的には高校に入学し、軽音楽部への入部がきっかけにギターを始めたため、小学4年生の頃からギターを弾いている後輩のあずにゃん程、演奏技術は高くありません。

 さて、独断と偏見でこの二人を比較すると以下のとおりとなすます。

 〇喜多郁代(ぼっち・ざ・ろっく!)

 可 愛 さ:☆☆☆☆☆

 人 間 性:☆☆☆☆★

 技   術:☆★★★★

 人   気:☆☆☆☆☆

 カリスマ性:☆★★★★

 計:16pt

 喜多ちゃんの「可愛さ」と「人気」は文句なしの満点です。。

 「人間性」も、とても良い子だと思うのですが、最初に嘘をついてしまったことや、文化祭ライブに出たいがために、ぼっちちゃんが捨てようと思っていた出場届を勝手に提出してしまったということもあった為、星4となりました。

 可愛くて、人気はありますが、バンドのギターボーカルとして「技術」や「カリスマ性」があるかというと、アニメ1期の時点では、残念ながら無かった為、星1となっています。

 しかし、喜多ちゃんの沽券のために、コメントを付け加えますと、文化祭のライブの際、ぼっちちゃんのギターの弦が切れてしまった時、ソロの部分でフォローに入った時の喜多ちゃん、マジで素敵でした。

〇平沢 唯(けいおん!)

 可 愛 さ:☆☆☆☆☆

 人 間 性:☆☆☆☆★

 技   術:☆☆★★★

 人   気:☆☆☆☆☆

 カリスマ性:☆☆★★★

 計:18pt

 喜多ちゃんと同様、「可愛さ」と「人気」は満点かと思います。

 「人間性」においても、作中では唯ちゃんのダメダメな部分も多分に描かれていますが、基本的には友だち思い、家族思い、近所のおばあちゃん思いで、とても良い子です。

 ここまでは喜多ちゃんと同じ評価ですが「技術」と「カリスマ性」の部分で唯ちゃんに軍配が上がりました。

 唯ちゃんも、そこまで技術は高くないですが、教えてもらったことの習得はとても早く、あずにゃんが入部するまでの間、リードギターの部分もこなしていたということもある為、星2となっています。

 「カリスマ性」においても、少なくとも唯ちゃんのパフォーマンスを見て、あずにゃんの心が動き、入部に至ったという部分もある為、星2をつけさせていただきました。

次回へ続く

 以上のように、次回も他のメンバーを私の独断と偏見で比較させていただき、その上で「ぼっち・ざ・ろっく」の魅力をお伝えしていければと思っております。

 次回もよろしくお願いします。

 【二次元世界の歩き方】

 

 

 

 

 

 

  

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